塾長コラム

高校・中学受験生と保護者の方に知ってほしいこと

高校受験生・中学受験生と保護者の方に“今”知ってほしいことがあります!

高校受験をする中学生の皆さん、中学受験をする小学生の皆さん、保護者様にお伝えしたいことがあります。どうぞ最後までお読み下さい。

(1)まずは、下のグラフをご覧下さい。

これは大学進学率を表しています。
30年前は約35%程度だった4年制大学への進学率は今や50%を大きく超えています。
大学はる特定の人が進学するとこではなくなっているということです。
つまり、多くの人にとって、高校はあくまでそこに行くための通過点なのです。

(2)次に、現在の大学入試の選抜方式の割合のデータになります。

大学入試のしくみとこれからの対策

一般選抜の定員は大学入試中50%

学校でお聞きになった人もいらっしゃるかと思いますが、現在の大学入試では、一般選抜(学力試験のみ)の定員は全体の半数程度で、それ以外は推薦系入試(学校推薦型選抜や総合型選抜)となっています。
また、高卒で専門学校への進学や就職を選択する生徒は、ほぼ推薦(学校の成績)で進路が決まっていきます。
つまり、高校での定期テストの成績や内申評価が高卒後の進路選択に影響する、その鍵になっていることを正しく認識する必要があるのです。

高3からでは手遅れ、という衝撃の現実

その事実をほとんど知らない、意識もしていない、大学進学や就職など進路のことは高3になってからでいいと、その対策をほとんど考えていない高校生や保護者の方がいかに多いかという事実そういった調査結果があります。
大学受験の場合、一般的には、高3になってから予備校に行けばよいと考える生徒・保護者が大半ですが、いざ高3になってから予備校で勉強を始めてみると、学校での定期テスト結果や内申点不足で、基礎からもう一度やり直し、という生徒も多いのが現状です。
結局、基礎がしっかり身についていないまま、予備校通いを始めても、受験対策のみ対応の予備校では、偏差値も低迷したままの生徒がほとんど、ということになります。

高1からの学校定期テスト・内申対策とそのための学習習慣が大学進学等で成功する鍵

そこで、高1・2生のときからテスト成績と内申点をきっちり確保できる学習習慣が必須となります。
それを学校の学習指導のみで自立学習(宿題を家で)で対応できるのであれば、それに越したことはありませんが、中学時代と同様、高校の定期テスト対策、内申対策のための自立学習の管理がしっかりできる学習塾の役割もけっして小さくありません。
地域の2番手校から中堅校や下位校に進学する生徒も、高1から基礎学力をしっかりと身につけて、指定校型の選抜を上手く活用できれば、その高校のレベルから一般選抜(大学入試)でチャレンジして、難関大学に合格する可能性も大いにあるのです。

学校の成績平均点以下の中下位層の生徒は、大学受験における学習難民になる可能性大

最上位の高校に進学した生徒も、高3になるまでに部活が忙しいから等の理由で、学校の成績や内申対策を甘く見ていると、いざ、大学受験対策にと大手予備校に通ったところで、基礎学力が不足している生徒へのサポートは薄く、相当な費用と時間をかけて入試対策をすることになります。
一般の予備校は学校の定期テスト対策や内申対策の対応はしません。予備校独自のカリキュラムで高3生にも行い、一般選抜の入試一本に絞った指導しかしません。
上位校を狙う生徒に手厚い指導を行うのが常識で、合格実績を他予備校と競い合う営利企業ゆえ、仕方のないことかもしれません。高校受験集団塾と同様、成績上位者に合わせた授業を中心に行い、成績平均点以下の下位層の生徒にはただ授業を受けてもらうだけの学習環境という厳しい現実があること、ご存じでしょうか?

生徒・保護者のほとんどが知らない、高校受験対策と大学受験対策の大きな違い

中学生対象の高校受験指導では、基本的には、「内申点をあげるための定期テスト対策」と「高校入試本番での得点力をつけ偏差値をあげる入試対策」の二本立てで行っています。
これは、全国どこでも公立高校であれば、合格者選抜が「内申点+入試得点」で決定するからです。これが大学入試となると大きく変わります。
学校推薦型選抜の指定校型であれば、高1~高3前期までの内申点(評定平均)、公募型や総合選抜型の場合は、そこに志願理由書や小論文(課題)・面接、一般選抜の場合は、共通テストや大学別試験の入試得点と、それぞれの受験方式によって、合否を決める指標が大きく異なります。
つまり、受験する大学や学部だけでなく、受験方式に応じた対策準備をする必要があります。

学校の成績を伸ばすための指導・サポートをしない予備校というところ

従来、予備校では、「まず一般選抜で受験することをめざし、学校推薦型や総合選抜型はあくまでその補填」という考え方でカリキュラムが組まれています。
これは一般選抜を受験してくれる(冬期講習や入試直前講習等を受講してくれる)ことによってビジネスモデルが成り立つ側面が大きいからです。
一方、学校でも、地方を中心に、上位進学校では、同じような進路指導方針の高校は少なくありません。

一般選抜以外の定員 私立大学は50%、国公立大学も30%以上

しかし、現在の私立大学入試では、一般選抜以外の定員は全体の約50%となっており、また国公立大学も30%以上は一般選抜以外となっています。
ここを無視した進路指導は現実的ではありません。
上位校、中堅校、下位校に関係なく、多くの高校が、まずは学校の定期テスト・内申点をしっかり取ることで学校選型選抜での受験の可能性を確保し、高3進級時に受験方法の選択肢を複数確保することが、今日の大学入試では、圧倒的に有利になります。
そこに、集団の予備校や学校とは差別化された個別指導塾の役割があるのです。

大学入試のしくみ、高卒後進路について知らずに高3を迎える厳しい現実

一般選抜を選択する生徒の中には、日頃から学習習慣が定着せず、学習量が不足し、内申点が足りないため、学校推薦型(指定校型)では出願できず、仕方なく一般選抜に回る生徒も多くいます。
こういった生徒には、受験のための情報が足りないと言わざるを得ないのす。高1から定期テストできちんと点を取ること、内申点を取ることが、その後の進路選択の可能性を広げ、現在の大学入試ではそれがどれだけ有利なことなのかを早い段階から伝えられていれば、違った結果になっていたはずです。

「高1の最初の成績から選抜資料となる」という大学入試のしくみを知らない恐ろしさ

大学入試において、高校入試と決定的に異なる点の一つに、「高1の最初の成績から選抜資料となる」ということがあります。
評点を取るためには、高1~高3前期(約2年半)で最大7回の機会しかなく、高1の1学期の成績で評定全体の7分の1(14.3%)が、高1の学年末では、7分の3(42.8%)が決まってしまうということです。
仮に高1終了時の評定平均が3.5だとすると、最終の評定平均が一般的な大学の出願基準の4.0を上回るには、残り4回(高2の1~3学期+高3の1学期)の成績は平均4.38をクリアしなければならなくなります。あとから挽回することが極めて難しいのが大学受験なのです。
また、高1生の場合、2年後の大学入試を目標にするよりも、年間4~5回の定期テストをマイルストーンに目標設定するほうが勉強へのモチベーションの維持もし易いのではないでしょうか?
これは中学生時代と同じです。
さらに言えば、これはとくに保護者の方にお伝えしたいのですが、高校受験を控えた時期は、どの生徒もそれなりに毎日勉強しているので、入試が終わったあともそれが続くと錯覚しがちですが、それも生徒自身が自分の意思だけで行っていることではなく、塾などが学習環境という場を提供し、塾講師が必要な働きかけ、学習指導と管理をしているから出来ていることではないでしょうか?
塾に通うとはそういうことだと考えます。
高校受験が終わり、高校生になった後は、塾からも離れ、学習習慣が維持継続できていなければ、高3から受験準備を始めようと思っても間に合わないという結果になってしまうのです。

高1からの学習習慣継続の重要性・・・・高校入試が学びのゴールではありません

なので、「学校推薦型選抜(指定校型)の特性と優位性」「高1から成績を取ることの重要性」「学習習慣の維持の重要性」・・・・こういったことを知り、そしてよく理解した上で、高校生になってからも継続して、正しい勉強法で学習することが必要だ、ということを生徒の皆さんご家庭と塾とで共通認識をもつことが、いまとても大切なことなのです。
高校入試が学びのゴールではないことを知っていただきたいのです。
生徒の皆さんにとって一番大切なのは、1つでも上位の高校に合格することではなく、その先の大学生活や、社会に出てから活躍することだと考えれば、自ずと、皆さんの進路とそれに向けてやるべきことも明確になってくるのではないかと思います。
場合によっては、自分の力に見合った高校で頑張って上位の成績を3年間キープすれば、指定校型選抜で志望の大学に進学できるルートもあるということを、今、高校受験を控えた中3生、高1生の皆さんに是非知っておいてほしいのです。

大学進学の近道は高校で良い成績を取ること

現在の大学入試は、推薦入試を抜きには語れません。全大学の4割強、私大に限ってはその定員は5割を超えています。
数年前に東大でも推薦(AO)入試を導入したことを皮切りに、公立大学でも、すでに入学定員の約20%は推薦・旧AO入試枠となっています。

さらに、一般選抜でも、調査書(内申書)の入学者選抜の資料への活用が進められています(2023年以降)。
つまり、高1からしっかりと基本(教科書内容)の勉強を頑張っている生徒が、スムーズに大学への進学を決められる状況になっているのです。

もちろん、今後大きく様変わりする大学入試を考えても、高1の段階から学習習慣を維持し、それを通じて将来の進路について深く考えていくことが必須となります。

大学入試改革を中心にした教育環境の変化によって、中学まで地元の学習塾、高校生になったら、いったん塾からは離れ、また大学受験が近くなったら予備校へ・・・というこれまでの、昭和・平成時代の大学受験や進路の形が崩れてきている今、皆さんにもっとも近い地域密着型個別学習塾の役割はけっして小さくないと考えております。

当塾セルモ神代上ノ原教室では、皆様からいちばん近い地域密着型個別自立支援塾として、引き続き、お手伝いをさせていただきたいと思います。ご相談お待ちしております。

『大学入試英語対策』に、『高校定期テスト対策』

徹底的にこだわった高校部(英語コース)を開設しております!

セルモ神代上ノ原教室では、長期対策が必要な積み上げ教科の英語に特化した「定期テスト対策」+「大学入試英語対策」に徹底的にこだわった高校部を開設しております。
卒塾生の皆さんの充実した高校生活と、悔いのない進路選択をしっかりサポートをさせて頂きます。

現中3生の方も、高校合格をゴールと捉えるのではなく、新たなスタートとして、継続して学習していかれることを期待しています。

英語からスタートする理由は、英語は一時も休まず、勉強を続けないと修得できない科目であるばかりか、言語は使わないとどんどん忘れていくものだからです。

ほとんどの日本人は英語が苦手で、ネイティブの人とコミュニケーションがとれる日本人は全国民のわずか2%と言われます。
今後、皆さんは、社会に出てからも少なからず英語が必要とされるグローバル時代を生き抜いていかなければなりません。

大学入試においては、いまの高校生や中学生は、文系、理系にかかわらず英語は必ず受験しなければなりません。
その大学入試に向き合ってしっかり準備対策をし、確実に合格入学を勝ち取るため、当塾では、「速読聴英語」講座をメインコースに、まずは英語から高校部にて、塾生に最適最高の学習環境をご用意しております。

今後は、数学ⅠA、情報Ⅰなど他教科も、順次、コースを導入する予定です。

セルモ神代上ノ原教室 | 調布・三鷹中原の個別指導・個別学習塾
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